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新撰組局長 近藤勇 の世直し
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 どうも、殿はご乱心遊ばされたようだな。殿様は

勝手気ままに、何をしてもお咎めなしと思っていらっ

しゃるのであろうが、困るのは家臣や領民たちだと

いうことを御存知ないらしい。それにしても、ご乱

心なさる前に、重臣がたは何故黙っていたのか。こ

のままでは他藩の顰蹙を買うのは目に見えておるで

あろうが、なぜ蝸牛みたいに口を噤んで居るのか。


 家臣が過ちを犯したら、殿様が真っ先にそれを咎

めねばならんのに、一体何をして居るのか。家臣に

頭が上がらぬようでは、殿様としての器量がないと

しか言いようがないであろう。年端もいかぬ女子に

ふしだらなことをしたのであれば、蟄居閉門どころ

では済まぬはず。何故その道理が判らぬのか。それ

を、あえて家臣を庇っているところが拙者にはどう

しても腑に落ちぬ。


 目安箱など、在って無きが如しの振る舞いでは、

領民からも顰蹙を買って居るだろう。それとも領民

は、マインドコントロールとやらを以前から受け続

けて居ったのであろうか。それにしても幕府は何故

動かぬ。あまりにも理不尽な振る舞いに、見て見ぬ

振りをしているのは何故なのか。幕府もあの殿様に

何か弱みを握られて居るのか。それとも、あの過ち

を犯した重臣に弱みを握られて居るのか。


 しなければならない一番大事なことが、あの殿様

はまったく判って居らんのだろうか。そんな殿様の

首に鈴をつけに行く勇気ある家臣はおらんのか。一

人二人ではなく十人も居れば、力が湧いて来るであ

ろうに、何が恐ろしくて黙っておるのか。藩のため

ならば、女子の五人や六人はどうなっても構わんと

思って居るのか。いい加減で、他藩の藩士も目を覚

まさんと、日本中から顰蹙を買うことになる。

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 日本聖公会京都教区は予定通り、審判廷の申立を却下

した。今までの推移を見れば当然のことだろう。審判廷

を開きたくないから、主教の判断で加害者を「陪餐停止」

にしただけで済ませたのだろう。だから、いまさら審判

廷を開くことなど出来はしない。


 しかし、京都教区のK主教は2007年11月23日

の教区会で配布した文書にこう記している。「このよう

な場合、『終身停職』の懲戒(法規第201条第4項)

が相当と一般的には考えられると思いますが、『終身停

職』でも5年後には復職願いを提出することが可能とさ

れており(第217条)、一方、『一身上』という事由

は止むことがありませんので、実質的な終身停職を貫く

ためにはこの選択の方が適当と当時判断しました。」


 あの補正命令や先日の「決定書」では、このことに関

してまったく触れていない。「いつ、どこで、誰に、何

をしたか」ということが明らかにされた後で、K主教は

引用した文書を配布しているのである。ただ、「当時判

断しました」とあるから、最近になって考え方が変わっ

ているのだとしたら、「いつ、どこで、誰に、何をした

か」ということは、K主教自身の中で明らかになってい

るのだから、あの申立を即座に受理し、審判廷を開廷す

べきだったのではないだろうか。


 日本聖公会京都教区としては予定通りの、筋書き通り

の行動だったのだろう。しかし、悪足掻きはすればする

ほど襤褸が見えてくるものだ。これで、日本聖公会京都

教区は初めから、加害司祭を終身停職にするつもりはな

かったことが見えてきた。しかし、その理由は拙者たち

部外者にはまったく見えてこない。様々な憶測は裏で流

れているが、それを書いたりしたらそれこそ「名誉毀損」

で訴えられる。拙者たちはそれに付き合えるほど暇では

ない。

 

  昨夜は疲れた。TERAさんと風来坊氏と鞍馬天狗の4人

で遅くまで話をした。日本聖公会京都教区の主教はあの

「補正文書」をどう読んでいるのだろ。自分を玉将だと

思いこんでいるから、何とでもなると思っているのだろ

うか。そもそも、日本聖公会には奇妙なところがある。

基本信条の「聖なる公同の教会」という部分を「聖公会」

と訳しているが、これでは「公同の」という言葉がカト

リックというラテン語であることを信徒は理解できない

だろう。おまけに、ニケア・コンスタンチノポリス信条

を聖公会独自の信仰告白だと思ってしまわないだろうか。

おまけに、日本聖公会の教会の看板には「英国国教会系

の」ということが記されているところがある。それが、

何故か鼻について仕方がない。「英国国教会」は国教会

だから「格が上だ」とでも言いたげに見える。


 そもそも、イギリスという国名を「英国」と記すこと

自体に、明治時代を抜け出せていない日本聖公会が見え

るように思えるのだが、拙者だけだろうか。最近は、固

有名詞は原語の音の近いカタカナで表すのがマナーになっ

ている。それだけではない。彼らは、イギリス国内にあ

る民族紛争を認識しているのだろうか。イングランドは

未だに北アイルランドを占領し続けている。北アイルラ

ンドは、その名の通り、アイルランド人の土地だ。そこ

にアング・ロサクソンが入り込み、最終的にはノルマン

人が制圧した。彼らアイルランド人は古い時代から、ロー

マ・カトリック教会の信者だった。だから、一時期、北

アイルランドとイギリス政府との紛争を、「旧教と新教

の対立」としてジャーナリズムが報道していたことがあっ

たが、日本聖公会はこの問題をどう考えているのか。

アジアやアフリカで起こっていた他国への侵略を問題視

していながら、北アイルランドとイングランドとの対立

をどう考えているのか。


 またイギリス国旗=ユニオンジャックは、イングラン

ド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドの守

護聖人の十字架を4本、海に浮かべたものだが、ウェー

ルズは長老派系の教会が強いので、最近は3本の十字架

を並べたものと説明されている。それだけ、民族的な対

立が強いのだが、イギリス国教会ではノルマン人の血を

引いた女王がその頂点に君臨している。女性聖職按手を

イギリス国教会が執行できたのは、国会で議決された法

律に女王がサインしたからに他ならない。スコットラン

ドや隣国のアイルランドとイングランドとの間には、強

烈な民族対立が現在も残っていて、「ジョーク」だと言

われながらも、相互に誹謗中傷しあっている。これは現

地に長く滞在していた日本人が記した本が出版されてい

るから、日本聖公会の聖職者は是非読んで欲しい。


 しかし、そうした民族対立が同一国内で起こっている

ことを、イギリス国教会がどう考えているのかに関して

は、拙者達にはほとんど聞こえてこないし、日本聖公会

の聖職者達も口にしていない。それでいて「英国国教会

系の教会」ということが看板に記されていたりする。こ

れは、日本聖公会の進歩的と思われる人々の間でもそう

だという。言い換えれば、聖公会の教会は基本的には、

極めて保守的な人たちなのだろうか。いや、保守的と言

うよりは、中世封建制度下における教会制度をそのまま

継承している人たちなのだろうか。そうだとしたら、女

性問題や差別問題、あるいは戦争と平和の問題を真剣に

考えている人たちが、日本聖公会京都教区の性的虐待事

件に関して、一切沈黙していることも頷ける。我々、他

教派の聖職者達は、この点をきちんと整理して、日本聖

公会に質問すべきであろうと思う。決して、対岸の火事

をこちら側で傍観していることは許されない。「同じキ

リスト教だから」ではない。児童に対する性的虐待の犯

罪性は、現代宗教の枠組みを超えた、非常に重大な犯罪

行為だからだ。日本聖公会京都教区は、すでに雪隠詰め

状態に落ち込んでいる。


 日本聖公会京都教区で審判邸の申立が行われたが、日

本聖公会京都教区は、教会法の意味が判っているだろう

か。主教が教会法を超えられると考えているとしたら、

明らかに日本聖公会の主教制は、ローマ・カトリック教

会の教皇制を超えた、主教絶対主義に陥ってしまう。し

かし、聖公会の綱憲はそうしたことを意図しているだろ

うか。


 聖公会の綱憲では、はっきりと「聖書のみ」が宣言さ

れているが、聖書の神学から作られた法規を超えて、K

主教はFH司祭を「陪餐停止」にしてしまった。ある司

祭は、「そうしたことは昔から行われてきたこと」だと

口にしたそうだが、日本聖公会の法憲・法規は聖書の御

言葉に基づいて制定されたものではないのか。


 ある興味深い問題がある。ある教派では、最近、フリー

・コミュニオンが問題になっている。日本聖公会の聖職

者でフリー・コミュニオンの意味を知らないのがいそう

だから説明しておくが、未受洗者にも陪餐を許可するこ

とだ。拙者が知っている限りでは、日本聖公会の法憲・

法規にこれを禁止している条項はないように思えるのだ

が、日本聖公会ではこれを聖書的に論駁できるだろうか。

第一コリント書11章27節にある「ふさわしくないま

まで主のパンを食べたり、その杯を飲んだりする者は、

主の体と血に対して罪を犯すことになります。」という

個所を、未受洗者の陪餐禁止規定と解釈することは不可

能であることは明らかなことなのだが、日本聖公会では

これをどう考えるだろう。


 「聖書のみ」の神学からすると、未受洗者や堅信礼を

受けていない人に陪餐させないことは根拠がなくなって

しまうが、日本聖公会ではどう考えているのだろう。次

回の司祭試験の時に問題として出したらどうだろう。あ

るいは、サクラメントでない堅信礼を受けないと、サク

ラメントである洗礼を受けていても、陪餐出来ないとい

うことは矛盾しないかどうか。サクラメントでない結婚

式を挙げて、離婚した場合、主教の許可がないと再婚で

きないという規定の根拠は何なのか。日本聖公会の聖職

者達は、もう少し本を読んだ方がいい。

 

 日本聖公会京都教区は審判廷を開けるのか。聞くところ

によると、日本聖公会で懲戒申し立てが行われたのはこれ

が初めてだそうだ。どの教派の教会でも同じかもしれない。

ある合同教会では、教派の規則を逸脱して、強引にある牧

師に退職勧告をしたらしい。理由は、「未受洗者の陪餐」

だそうだ。その合同教会には、何人かの知り合いがいるか

ら電話してみたが、多くの人は無関心だった。拙者が受け

た印象では、下手な発言をして問題にされるのが嫌だとい

うことが理由のようだ。


 一般に、ローマ・カトリック教会から離れた教会(「プ

ロテスタント教会」と言うことが多い)には、「聖書のみ」

という大黒柱がある。つまり、聖書からしか教会の教理を

導き出さないということなのだが、聖書には未受洗者の陪

餐を禁止していると考えられる個所はない。また、少し横

道に逸れるが、<バプティゾー>というギリシア語は水に

浸すことを意味する言葉だから、頭に水をかけるだけの洗

礼は無効だと考えられていた時代があった。しかし、西岸

海洋性気候の西ヨーロッパでは、それなりのきれいな水を

確保することは可能であるし、あるいはきれいな水が流れ

る川や湖があるが、地中海性気候の地域では、乾季と雨季

もあり、水の確保が難しかったので、「滴礼」をせざるを

得なかったことから、「滴礼」が広まったと考えられる。

ローマ・カトリック教会にしても、「浸礼」という全身を

水に浸す洗礼方法を否定しているわけではない。だから、

「聖書のみ」ということを教条主義的に押し進めると、聖

書のそれぞれの部分が書かれた時代以降の教会の歩みを無

視してしまうことになる。


 日本聖公会は、他国の聖公会と一緒に「綱憲」を保持し

続けてきたようだが、あそこにも「聖書のみ」がはっきり

と記されている。ところが、最近の日本聖公会の中での礼

拝に関する議論の中で、古代教会の礼拝に関する文書によっ

て礼拝式文(祈祷書)を改訂してしまったかのように見え

ることがある。あるいは、聖書の記述からすれば、<プレ

スブテロス>の女性形はないにもか変わらず、女性司祭按

手を認めてしまい、法憲法規を改訂してしまったように見

える。主教会であっても、各国の聖公会では「綱憲」に抵

触することを定められないはずなのだが、前述の二項目に

関しては、拙者の目から見ると明らかに「聖書のみ」を逸

脱しているとしか言いようがない。


 「わたしの名のためにこのような一人の子供を受け入れ

る者は、わたしを受け入れるのである。」「しかし、わた

しを信じるこれらの小さな者の一人をつまずかせる者は、

大きな石臼を首に懸けられて、深い海に沈められる方がま

しである。」というマタイ福音書にある主の御言葉が、あ

の被害者代理人の公式ホームページに記されているが、日

本聖公会はあの御言葉をどう理解しているのだろう。最早、

日本聖公会は「聖書のみ」を大きく逸脱してしまっている

のだろうか。ある教区では「性的少数者のための聖餐式」

をしているそうだが、同性愛者であることを公言している

人々の陪餐に関して、日本聖公会はどう考えているのだろ

うか。聖書には「ふさわしくないままで主のパンを食べた

り、その杯を飲んだりする者は、主の体と血に対して罪を

犯すことになります。」(1コリント書11章27節)と

記されているが、聖書は同性愛を認めているだろうか。こ

の個所の「主の体と血」は、明らかに聖餐式のパンと葡萄

酒を意味している。日本聖公会は、既に他国の聖公会と共

有している「綱憲」をも否定してしまっていないだろうか。

そうした日本聖公会の一教区が、女児に対する性的虐待行

為をし続けていた司祭を裁けないのは、ある意味で当然な

のかもしれない。

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