忍者ブログ
新撰組局長 近藤勇 の世直し
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
近藤 勇
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
カウンター
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 

  昨夜は疲れた。TERAさんと風来坊氏と鞍馬天狗の4人

で遅くまで話をした。日本聖公会京都教区の主教はあの

「補正文書」をどう読んでいるのだろ。自分を玉将だと

思いこんでいるから、何とでもなると思っているのだろ

うか。そもそも、日本聖公会には奇妙なところがある。

基本信条の「聖なる公同の教会」という部分を「聖公会」

と訳しているが、これでは「公同の」という言葉がカト

リックというラテン語であることを信徒は理解できない

だろう。おまけに、ニケア・コンスタンチノポリス信条

を聖公会独自の信仰告白だと思ってしまわないだろうか。

おまけに、日本聖公会の教会の看板には「英国国教会系

の」ということが記されているところがある。それが、

何故か鼻について仕方がない。「英国国教会」は国教会

だから「格が上だ」とでも言いたげに見える。


 そもそも、イギリスという国名を「英国」と記すこと

自体に、明治時代を抜け出せていない日本聖公会が見え

るように思えるのだが、拙者だけだろうか。最近は、固

有名詞は原語の音の近いカタカナで表すのがマナーになっ

ている。それだけではない。彼らは、イギリス国内にあ

る民族紛争を認識しているのだろうか。イングランドは

未だに北アイルランドを占領し続けている。北アイルラ

ンドは、その名の通り、アイルランド人の土地だ。そこ

にアング・ロサクソンが入り込み、最終的にはノルマン

人が制圧した。彼らアイルランド人は古い時代から、ロー

マ・カトリック教会の信者だった。だから、一時期、北

アイルランドとイギリス政府との紛争を、「旧教と新教

の対立」としてジャーナリズムが報道していたことがあっ

たが、日本聖公会はこの問題をどう考えているのか。

アジアやアフリカで起こっていた他国への侵略を問題視

していながら、北アイルランドとイングランドとの対立

をどう考えているのか。


 またイギリス国旗=ユニオンジャックは、イングラン

ド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドの守

護聖人の十字架を4本、海に浮かべたものだが、ウェー

ルズは長老派系の教会が強いので、最近は3本の十字架

を並べたものと説明されている。それだけ、民族的な対

立が強いのだが、イギリス国教会ではノルマン人の血を

引いた女王がその頂点に君臨している。女性聖職按手を

イギリス国教会が執行できたのは、国会で議決された法

律に女王がサインしたからに他ならない。スコットラン

ドや隣国のアイルランドとイングランドとの間には、強

烈な民族対立が現在も残っていて、「ジョーク」だと言

われながらも、相互に誹謗中傷しあっている。これは現

地に長く滞在していた日本人が記した本が出版されてい

るから、日本聖公会の聖職者は是非読んで欲しい。


 しかし、そうした民族対立が同一国内で起こっている

ことを、イギリス国教会がどう考えているのかに関して

は、拙者達にはほとんど聞こえてこないし、日本聖公会

の聖職者達も口にしていない。それでいて「英国国教会

系の教会」ということが看板に記されていたりする。こ

れは、日本聖公会の進歩的と思われる人々の間でもそう

だという。言い換えれば、聖公会の教会は基本的には、

極めて保守的な人たちなのだろうか。いや、保守的と言

うよりは、中世封建制度下における教会制度をそのまま

継承している人たちなのだろうか。そうだとしたら、女

性問題や差別問題、あるいは戦争と平和の問題を真剣に

考えている人たちが、日本聖公会京都教区の性的虐待事

件に関して、一切沈黙していることも頷ける。我々、他

教派の聖職者達は、この点をきちんと整理して、日本聖

公会に質問すべきであろうと思う。決して、対岸の火事

をこちら側で傍観していることは許されない。「同じキ

リスト教だから」ではない。児童に対する性的虐待の犯

罪性は、現代宗教の枠組みを超えた、非常に重大な犯罪

行為だからだ。日本聖公会京都教区は、すでに雪隠詰め

状態に落ち込んでいる。

PR
Copyright © 天 誅 All Rights Reserved
Powered by ニンジャブログ  Designed by ピンキー・ローン・ピッグ
忍者ブログ / [PR]