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新撰組局長 近藤勇 の世直し
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 京都教区における当時は現職の牧師だった司祭による女児へ

の性的虐待に関する、最近の日本聖公会の動きを見ていると、

ことの重大性がまったく理解されていないように思えて仕方が

ない。性的虐待事案が表面化して既に10年が経っているのだ

が、日本聖公会には、あの問題を早急に解決しなければならな

いという緊張感が、そのかけらすら見えてこない。しかし、性

的虐待が行われ続けていたということを京都教区が知った時に

は既に、被害者にPTSDが発症していたことは事実だ。


 つまり、被害者は10年以上もPTSDと戦い続けていると

いうことになるのだが、日本聖公会の管区小審判廷はそのこと

をしっかりと認識しているのだろうか。拙者にはどうしてもそ

れが見えてこない。あるいは、日本聖公会の主教会や神学者が

沈黙し続けていることに関して、日本聖公会の誰もそれを問題

にしていない。少なくとも彼らの中には、沖縄における性的虐

待事案に関して、積極的に発言していた人々がいたことは事実

だ。あるいは沖縄の米軍基地の存在そのものを問題にしていた

人もいた。


 確かに、日本のプロテスタント教会の中には、ヤスクニ問題

や戦後補償を、あるいは韓半島における日本の行為を問題にし

続けてきた教派があるのだが、彼らはしかし、自らの内側にあ

る問題には沈黙し続けているし、日本人が拉致されたことに関

しても沈黙し続けているように見える。かつて日本が韓半島を

侵略し、一方的に併合してしまったのだから仕方がないとでも

考えているのだろうか。あの拉致された人々の中に、1945

年の今日以前に生まれた人は何人いるだろう。日本聖公会には

「日本は侵略戦争をしたのだから、東京大空襲は仕方がなかっ

た」と口にした司祭がいるそうだが、「日本聖公会の聖職者に

は権威があるから、性的虐待も仕方がなかった」とでも言いそ

うだと笑っていた。


 日本聖公会は素晴らしい教派だ。「子供の時に片親になった

人は、司祭になれなかった」そうだ。それをはっきりと口にし

た聖職者がいる。ただし、それが事実ではないことは、他の聖

職者が力説していたそうだが、だとしたら、子供の時に片親に

なった人に対してそうした発言をしたこと自体、極めて重大な

問題があるということを日本聖公会は深く認識すべきだろう。

沖縄で米兵が性的虐待行為を積極的に批判し、政府に対して発

言している聖職者もいるようだが、彼らは自らの内側で起こっ

た性的虐待事案に関しては、まったく沈黙している。ある人物

が言っていた。「日本聖公会にはそうした危険性が、かなり以

前から見えていた。彼らは『教会の権威』の意味が判っていな

い。ある有名な聖公会の文書が翻訳されているのだが、それを

読んで理解出来る聖職者が何人いるか。あの翻訳は非常に優秀

な方が訳された、名訳であるから、読んで意味が判らなければ、

読む人間の神学的資質に問題があるとしか言えない。」
 

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