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新撰組局長 近藤勇 の世直し
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 あの正体不明のブログ、今朝メールが来ていて初めて知っ

た。それにしても、独特の言い方をする人物だ。「『京都

の影』の著者は『しかも、糾す会の方が日本聖公会の信徒

であることをよくご存じのようです。』と書いていますが、

だって、糾す会のHPやblogに彼らは聖公会の信徒だって書

いてるんだから、私は素直にそう信じて書いているのです

が。」と記している。前半は、書き言葉調なのだが、途中

から話し言葉調になり、最後は書き言葉調で終わっている。

そして、「被害者(とされる人が、具体的に誰であるか、

そして具体的に何をされたか)を私は知る立場にないが、

もし『糾す会』のHPやblogに記されている『強制猥褻』行

為が過不足無く事実であるとするなら、全くこのエロ牧師

のやった行為はゆるしがたく、被害者となった女性の苦し

みは気の毒と思います。」とも記している。「被害者(と

される人が、具体的に誰であるか、そして具体的に何をさ

れたか)を私は知る立場にないが」とも記している。実に

奇々怪々な表現だ。被害者の代理人(公証人役場で代理人

契約を正式に結んでいる)のホームページを読んだり、あ

るいは「糾す会」のホームページを読んだら、被害状況に

関してある程度は知ることが出来るが、あのブログの設置

者は、「被害者(とされる人‥‥‥」と記している。被害

者が被害を受けたことを事実として認定した高等裁判所の

判決を認めたくない人なのだろう。


 また、被害者に関して「女性として、普通に感じるこの

ような行為に対する嫌悪感を、心身の成長とともに強く意

識するだけでなく、さらに加えてキリスト教それも聖公会

やカトリックなどの伝統的な会派での(他会派や他の宗教

に比べてより強い)性的な行為に対して潔癖さを幼い頃よ

り教育をされ、その上でその教育により植えつけられた価

値観と反する行為を、その価値観を教えられ幼い頃より尊

敬し従っている人から受け、言葉を抑圧されたのです。」

とも記しているが、キリスト教界とはまったく縁のない人

だったらこうは書けないだろう。「キリスト教それも聖公

会やカトリックなどの伝統的な会派」散っているところを

見ると、日本聖公会に関係のある人々だろう。他教派の人

がこう書くことはないだろう。日本聖公会はアポストリッ

ク・サクセッションを主張しているが、T.クランマーが

J.カルヴァンの影響を受けていることは間違いないよう

に思える。M.ルターの影響だという人々もいるが、39

ヶ条の内容は、基本的には大陸の改革派的な神学のように

思える。


 彼らが、聖公会(アングリカン・チャーチ)の優位性を

主張する時、よく見られることなのだが、イギリス聖公会

が女王を頂点とした国教会であることがその根底にあるこ

とは見えている。日本聖公会の多くの教会の看板には、英

国国教会の流れを汲んでいるということを彷彿させる表現

が見られる。それでいて、各国の聖公会は独自の組織を保っ

ているということがあるが、ローマ・カトリック教会とプ

ロテスタント教会の間でまるで蝶のように勝手気ままに飛

び回っているのではないのか。日本聖公会京都教区のウイ

リアムス神学館には、現在、他教派の牧師だった人が学ん

でいるようだが、彼は他教派でかなり長いこと牧師をして

いた人物ではないのか。「聖公会は神学で一致しているの

ではなく、祈祷書で一致している」と、ある日本聖公会の

有名な神学者からお伺いしたことがあるが、何故彼を神学

館で再教育する必要があったのか。確か彼は、あの教派の

神学校で5年間学んでいた人ではないのか。


 牧会歴もかなりあると聞いているが、日本聖公会はどの

ように考えているのだろう。そして、もうだいぶ以前にな

るが、ある教区で人権侵害問題から日本聖公会を離れた司

祭がいたと聞いている。彼は、あの神学生(現在は3年間

の学究生活を終えたそうだが)がかつて所属していた教派

の牧師になった。あの教派と日本聖公会がフル・コミュニ

オンの関係にあるわけではないから、このこと自体は問題

にならないが、39ヶ条の原文さえ持っていない司祭が多

いという日本聖公会で、彼を再教育する必要があったのか

どうか。聞くところによると、日本聖公会の司祭の中には

あのアポストリック・サクセッション(使徒継承)が史実

であると信じ切っている人々がいるようだが、それを証明

できるだけの資料が残っているのだろうか。


 H司祭は、あのウイリアムス神学館で「説教」学を教え

ていたそうだが、毎週、その主日の聖書日課の厳密な聖書

釈義をして、説教の準備をしている司祭が、日本聖公会の

中で何割いるのだろう。聞くところによると、土曜日の夜

になって説教の準備をしている司祭が多いそうだが、牧師

としての職務のもっとも大事な部分を、その程度にしか考

えていないのだろうか。


 あのブログの設置者は、日本聖公会の聖職者である可能

性が高いと考えている。「聖公会の信徒」ではないと何回

か記しているが、確かに「信徒」ではないだろう。しかし、

聖職者である可能性は十分に考えられる。「私は聖公会信

徒および聖職者はすべて消えて欲しいと切望します」と書

いているが、あのブログの設置者が教会関係者であること

は「信徒」という用語を使っていることだ。キリスト教と

はまったく関係のない人々は、「クリスチャン」とか「信

者」という言葉を使うことが圧倒的に多い。ある意味では

「信徒」という用語はキリスト教内部の表現であることが

多いのだが、自分の立場を隠そうとして書くのであれば、

こうしたことにも気を使った方がいい。そして、他人が使っ

ている言語表現を真似するときには、それを十分に吟味し

た上で使わないと、他人の表現をオウム返ししていること

にしかならないということも、しっかりと認識した方がい

い。そして、「大爆笑」という言葉を連呼したら、それが

作為的なものだということがはっきりと露見してしまって

いることも認識すべきだ。

 支離滅裂でありながら、その言語表現の行間から、あの

ブロガーがH司祭である可能性を否定することが出来ない。


 最後に、新撰組はすべて、他教派の聖職であることだけ

は教えておこう。日本聖公会京都教区の性的虐待事件は、

日本聖公会京都教区だけでなく、他教派の教会にも大きな

迷惑をかけていることを認識して欲しい。

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